弁護士になる道のり in アメリカ

元不良少年だった30代のおっさんが人生最大の会心の一撃で2016年の4月に第一志望だったカリフォルニア大学バークレー校に合格!!米国一流法科大学院(T14)の合格&進学を目指し、最終目標である弁護士としてアメリカ国防総省で働くまでの日々や思考を綴ったブログ。

UCバークレー卒業!!(最後の投稿)

ついにこの時がきた。そう、元スーパーやんちゃ坊主がUCバークレー卒業である。本当に達成感でいっぱいだ。勿論のこと、この後はロースクールに再出願という大きな挑戦が待ち構えているのだが今は、この瞬間を精一杯噛みしめたい。

 

 

振り返れば、初めてたばこを買ったのは小学校6年生。中学に入学してすぐに先輩に目を付けられてから、年齢関係なく喧嘩をした数は数え切れず。中学2年の時には単車に目覚め、暴走行為を繰り返す。しまいには中学3年の15歳の時に逮捕され、家庭裁判所に送られた。その後、奇跡的に大阪の最下層の高校に進学するも、先生を囲み殴り倒して退学勧告を言い渡され、他の暴走族から狙われて殺されかける寸前に僕の高校の頭が、電話で他の暴走族達に話をつけてくれて間一髪に命拾いした。彼は僕の命の恩人であり、今でも彼には頭が上がらないのは本当の話だ。高校一年の最後にはクラスメイトの半数が退学。そして、高校二年の時には地元の仲間がヘマをし、大阪から姿を消すことになるのだが、チンピラどもは僕が彼らを匿っていると思い、二週間も僕の家の前に張り付いていた。と、このまま永遠と過去のアホ話を続けられるのだが、きりがないのでこの辺でやめておこう。ただこれだけは書き残しておきたい。当時の僕は人を傷つけることでしか自己表現が出来なかった弱く情けないゴミクズ野郎だった。何一つ希望を見出せない日本社会に行き場をなくしたただの棄民であり、悪人そのものであった。

 

十代の頃に大きな失敗を犯した当時の僕は、非常に思考回路が乏しく、日本社会に希望を見出せなかった。そしてアルファベットも全て書けないまま、二十代前半で日本から身を隠す(逃げる)ようにアメリカに来た。

 

アメリカに住みだしてしばらくしてから、僕は人生を大きく変える宝物と出会うこととなる。それが「教育」である。この国には新卒一括採用などなく、若い頃に失敗や挫折をしても教育を通して人生でのセカンドチャンスを掴むことが可能だと知り、僕の心は震え上がった。僕は教育の持つ力に魅了されたと同時に、これが僕にとっての人生のラストチャンスだと思い、死ぬ気で勉強に挑んだ。だが実際は、その過程は非常に厳しく長い道のりであった。できちゃった婚で子供を育てながら、フルタイムの仕事とコミュニティカレッジで好成績を維持するのは艱難辛苦そのものであった。さらに僕自身の基礎学力の無さに伴い、フルタイムで働いていたので思うように授業が取れず、永永無窮を感じていたコミカレ時代。時間だけが無常に過ぎていき、その儚さから苛立ちや焦りと戦っていた日々であった。しかし僕の心の中にはいつも「絶対に世界一の国公立大学のUCバークレーに行ってやる!」という想いだけは絶対に変わることがなかった。本当に、時には吐く思いをしながら長い長い道のりを強靭な忍耐力と共に乗り越えてきたのである。

 

一方で、三十代で大学に行くということは本当に勇気がいる決断だった。それは経済的負担は勿論のこと、キャリアアップとしては遅すぎると感じていたことや家族との時間がなくなること、そして沢山の事を犠牲にしてまで、自分自身の時間のすべてを教育に投資することはエゴそのものではないかと自問自答し、苦しんだ日々でもあった。

 

 

幾星霜を経て、念願だった「UCバークレー合格!」が僕の人生で初めて大きな目標を達成した(成功した)出来事であった。この時に僕は「行動を起こせるものは賢者である。」という思いは確信に変わった。当然のことだが、自発的にやることが首尾一貫の根底にあるべきであり、19世紀の偉大なる哲学者であるニーチェの永劫回帰は、この「自発的に目標を設定し、弛まぬ努力を続けること。」が必要不可欠な要素になっていることに疑いの余地はないと、僕は解釈している。

 

バークレーに来てからは初めて本物の学問に触れ、碩学の威厳の前に立ちはばかる壁は非常に高く挫折の連続であった。バークレーでの生活はなかなかGPAを上げることができず、思った成績が取れなくて苦しんでいた日々が本当の現実であった。それに加えて、LSATとの格闘は難中之難であったが、その苦しみの過程の中でも、常に挑戦できる喜びはあった。思ったような結果がバークレーに来てからは出ていなくても、高く聳え立つ山を一つ一つ超えていく嬉しさは挑戦者の特権であろう。

 

ここでUCバークレーの卒業生である孫正義さんのインタビュー記事を紹介したい。以下は雑誌プレジデントを一部抜粋。

 

実は、井上が長年の取材を通して強いオーラを感じたのは、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツとCNN元会長のテッド・ターナー、そして孫の3人だけだという。それが、井上の創作意欲を刺激し、20数年に及ぶ取材につながっていく。日本国内はもちろん、孫が青春の日々を過ごしたアメリカにも幾度となく足を運び、ゆかりの人々を訪ねている。

「私自身もボストンに住んでいたことがあるのでわかりますが、孫さんはアメリカが大好きなんです。彼は『僕をつくってくれたのはバークレー(カリフォルニア大学バークレー校)。ほとんどすべてのことをバークレーで学んだといってもいいかもしれない』と語ってくれました」

出典:なぜ私は、20数年も孫正義を追いかけ続けるのか

プレジデントオンライン

 

このインタビュー記事で孫さんがバークレーについて語っていることが本当によく理解できる。何故ならバークレーとはそのような場所だということを僕も経験したからである。僕もバークレーの厳格な教育環境の中で人生に必要なことを沢山学んだ。その中でも大きく4つのことが重要であると考えている。

一つ目は創造力

2つ目は回復力

3つ目は忍耐力

そして最後の4つ目が解決力である。

 

まず最初の創造力はアメリカ教育の根底にあるものである。コミカレ時代からバークレー卒業まで常に考えさられ、自分の意見や創造性を文章化することを徹底させられてきた。そこに完璧さは求めず、自分で考え抜く力を教育の過程で軍事訓練のように鍛えられていった。これこそが今日のアメリカを築き上げ、変化を恐れず前進し続ける姿を映し出している。

 

二つ目の回復力はバークレーに来てから一番学んだことである。基本的に僕のバークレー生活は、ほとんどが上手くいかなかったと断言しても良いだろう。その挫折の連続の中で最も重要なのはどれだけ早く回復し、また前進する勇気を持って大きな壁に挑めるかに限るのではないかと思う。暗澹とする日々の中でもメンタルの回復力が早いことがカギとなる。このことは「バークレーと私」の作者、さとるさんと一番共感した部分でもある。

 

三つ目の忍耐力は、僕がUCバークレー合格&卒業できた全ての要因は此処にあると思っている。この忍耐力こそが自分自身の人生哲学で一番重要なことだ。堪え抜く力がなければ、きっと志半ばで挫折してしまうであろう。困難に立ち向かいに難関に挑戦すればするほど、すぐに答えが出ないことだらけである。そんな時こそ自分自身を信じる堅忍不抜の心、継続する力、そして忍耐を兼ね備えた勇者のみがさらなる高い志を持つことができるであろう。バークレーに来てから優秀な教授達や研究者たちと出会ったが、彼らに共通していることは優れたインテリジェンスよりも、強い決意と覚悟を持ってそれぞれの分野で挑んでいることである。

 

そして最後の四つ目の解決力だが、実はほとんどの事は解決策があると僕は思っている。だが時には答えや問題をすぐに解決できない場合も人生ではよくあること。だからこそすぐに解決できなくても慌てず、多角的な視点に立って物事を熟考したり、時には少し待ってみることで多くのことが解決策に繋がるはずである。

 

 

改めてUCバークレーを卒業して素直に思うことは、もっと勉強がしたいの一言である。僕自身も信じられない気持ちでいっぱいだが、これは噓偽りのない率直な気持ちだ。此処、バークレーで学んだ矜持を胸に秘め、次なる目標のT14ロースクールに挑んでいきたい。

 

最後に、こんな大バカ者を支えてくれた家族や仲間の人達に感謝の意を表したい。彼らの存在なしでは間違えなくこの時を迎えられなかっただろう。そして何よりも読者の皆様、こんなブログを読んで頂き本当にありがとうございました。日本の法曹界にいる将来のLLM生と、数は少ないかもしれないが未来の日本人JD生の皆さん、数年後にT14のどこかでお会いしましょう。その時は、元やんちゃ坊主のヒデとお声をかけて頂ければ幸いです。

 

UCバークレー、本当にありがとう!!

 

 

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2020年度の米国法科大学院ランキング(アメリカロースクールランキング)

少し前ではあるが、2020年度のアメリカロースクールランキングが発表された。ロースクールに再出願する僕にとっては毎年恒例のランキングチェックである。では早速見ていきたい。Top50は以下の通りである。

 

1. Yale University
2. Stanford University
3. Harvard University
4. University of Chicago
5. Columbia University
6. New York University
7. University of Pennsylvania
8. University of Virginia (+1)
9. University of Michigan–Ann Arbor (-1)
10. University of California–Berkeley (-1)
10. Duke University (+1)
10. Northwestern University (+1)
13. Cornell University
14. Georgetown University

15. University of California–Los Angeles (+1)
16. University of Texas–Austin (-1)
17. University of Southern California (Gould) (+2)
18. Vanderbilt University (-1)
18. Washington University in St. Louis
20. University of Minnesota–Twin Cities
21. University of Notre Dame (+3)
22. George Washington University (+2)
23. Boston University (-1)
23. University of California–Irvine (-2)
25. University of Alabama (+2)
26. Emory University (-4)
27. Boston College
27. University of Georgia (+5)
27. University of Iowa
27. Arizona State University (O’Connor)
31. University of California–Davis (+6)
31. University of Florida (Levin) (+10)
31. Wake Forest University (+1)

34. University of North Carolina–Chapel Hill (+11)
34. Indiana University–Bloomington (Maurer) (-2)
34. Ohio State University (Moritz) (-2)
34. University of Wisconsin–Madison (-7)
34. Washington and Lee University (-8)
39. College of William and Mary (Marshall-Wythe) (-2)
39. Fordham University (-2)
39. University of Arizona (Rogers) (+2)
39. University of Illinois–Urbana-Champaign (-2)
39. Brigham Young University (Clark) (+2)
44. University of Washington (-12)
45. University of Colorado–Boulder (+1)
45. George Mason University (-4)
47. University of Utah (Quinney) (+7)
48. Florida State University (-1)
48. Temple University (Beasley) (-1)
48. Baylor University (+2)

 

出典:ABOVE THE LAW

The LEAKED 2020 U.S. News Law School Rankings Are Here

 

このランキングを見て僕の目指す場所はやはりT14だと再確認できた。シカゴ、ミシガン、ハーバード、ペン、コーネルにジョージタウンと僕の志望校であるロースクールは全てT14なのである。バークレーを卒業した後はLSATとの格闘にもう一度挑みたい。自分自身が納得いく点数を取るまで決して妥協することなく堅忍不抜あるのみである。

 

 

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千山万水の道のりがもうすぐ終わる。

これを見る度に自然と目から涙が零れ落ちる。溢れ出す涙が止まらない。そう、もうすぐ卒業なのだ。

 

しかし、今学期最後のFinal Examが終わるまでは気を引き締めていかなければ。

 

 

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UC Berkeley Eagle Eye [4K]

アメリカロースクールに再挑戦への決意。

実はまだ、法科大学院の結果は全て出ていないのだが、今からは就職活動に切り替えていく決心がついたので今回のブログで報告したい。去年の年末、立て続けに四つの法科大学院から不合格通知をもらった僕は年末年始ずっと凍りついていた。就職活動を全くしてこなかった(大学院進学にすべてをかけてきた)僕は冷静さを失い、周章狼狽になっていた。

 

そして、今年に入ってからも立て続けにロースクールから不合格通知を受け取った僕は、素直に努力不足だった事と、LSATに対する準備不足の二点が今回の敗北の原因だと考えている。

 

卒業まであとわずかだが、アメリカ国防総省の中でパラリーガルの仕事に就けるように最善を尽くしたい。今年の5月にバークレーを卒業してパラリーガルの仕事が落ち着いたら、もう一度LSATとの格闘に挑みたいと思っている。あの暗黒であったLSATとの格闘の日々、教授達に推薦状を書いてもらうため、お願いしに駆け回った日々、Personal StatementやDiversity Stamentを推敲すること数え切れず、そして何より元やんちゃ坊主の大バカ者が此処まで決して諦めることなく、妥協することなく来たのだ。諦める理由など何もない。もう一度、アメリカ法科大学院への出願に挑戦し、今度こそは最高の結果を出せるように、一意専心していきたい。

 

最後に安藤百福氏の名言と僕の尊敬する先輩がくれたメールを紹介して今回のブログは終わりにしたい。

 

「人生に遅すぎることはない。チキンラーメン発明にたどりつくために、私には48年の歳月が必要だった」

出典:安藤百福:世界の食文化を変えたミスターヌードル | nippon.com

 

 

 

人生60年の時代に伊能忠敬は40過ぎてから測量を志して偉業を成し得たし、何かを始めるのに遅すぎるということはないと思うで!

 

 

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人事尽くして天命を待つ

10月28日に出願してから2週間以上の時を経て、ようやくイェール法科大学院からアプリケーション完了のメールが来た。これでunder review(審査中)の過程に入ったので、とりあえずは一安心である。

 

最終的にはニューヨークにあるHofstra Law School (Maurice A. Deane School of Law) にもApplyしたので、出願した法科大学院は全部で13校になった。まさに題名の通り、法科大学院合格のために自分自身がやれることは全てやり尽くした。勿論の事、全てが上手く行ったわけではないが、後は天命に任せたい。まだ何も成し遂げていないのだが、何故か万感迫る思いである。

 

と言っても感慨に浸っているわけにはいかない。比較文学のSenior Thesis(日本語でいうと卒業論文!?)との格闘が既に始まっており、まさに刻苦勉励そのものである。疲れ切った身体に鞭を打ち、なんとかSenior Thesisを書き終えるよう、もうひと踏ん張りだ。

 

 

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全法科大学院の出願を終えたこと(イェール以外)

バークレーの通常授業や課題、それにMidtermとロースクールに出願を同時進行していた九月と今月は、時に気が狂いそなくらいIntenseであったが、ようやくイェールを除き法科大学院の出願が終了した。LSATのスコアが発表後、なぜそんなに急いで出願していたかと言うと、米国法科大学院のほとんどがRolling Admissions制度を採用しているので可能な限り早く出願する必要があったのである。

 

 

それでは僕が出願した法科大学院を発表したい。全部で12校、以下の通りである。

 

 

UNIVERSITY OF CALIFORNIA, BERKELEY, SCHOOL OF LAW
UNIVERSITY OF CALIFORNIA, DAVIS SCHOOL OF LAW (KING HALL)
UNIVERSITY OF CALIFORNIA, IRVINE SCHOOL OF LAW
CHAPMAN UNIVERSITY DALE E. FOWLER SCHOOL OF LAW
THE UNIVERSITY OF CHICAGO LAW SCHOOL
CORNELL LAW SCHOOL
GEORGETOWN UNIVERSITY LAW CENTER
HARVARD LAW SCHOOL
THE UNIVERSITY OF MICHIGAN LAW SCHOOL
UNIVERSITY OF PENNSYLVANIA LAW SCHOOL
STANFORD UNIVERSITY LAW SCHOOL
YALE LAW SCHOOL (今月末に出願予定。)

 

イェールのApplicationがOpenするのは10/26。最後の一校、米国最難関の法科大学院に出願し終えるまで気を引き締めていかなければ。

 

 

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