教授になる道のり in アメリカ

30代の中年のおっさん(日本の高卒)が人生最大の会心の一撃で2016年の4月に第一志望だったカリフォルニア大学バークレー校に合格!!カリフォルニア州のコミュニティ・カレッジで教授になるまでの日々や思考を綴ったブログ。

シカゴ大学(The University of Chicago)

今年の夏頃からシカゴ大学(The University of Chicago)に魅了されている。大学院について調べれば調べるほどこの偉大な大学&大学院に心酔していくのである。歴史的背景から見ても一目瞭然であるように、世界最高峰の大学院の一つであることに疑う余地はないであろう。心の底から此処の大学院で学術研究を従事したいと思っている。そう、まさに僕の心の琴線に触れたのである。

 

シカゴ大学はHYP (ハーバード大学 (Harvard) 、イェール大学 (Yale) 、プリンストン大学 (Princeton) )と同等レベルと言っても過言ではないであろう。僕にとってこの四校は夢の大学院であり目標とする大学院である。

 

 

 


UChicago Architecture: Landscape Architecture at the University of Chicago

 

 

 

以下のリンク(2018 National University Rankings - U.S. News & World Report college rankings)に記されているトップ3は以下の四校である。

 

  1. Princeton University
  2. Harvard University
  3. The University of Chicago (Tie) and Yale University (Tie)

 

 

www.usnews.com

 

 

https://www.usnews.com/best-colleges/rankings/national-universities

 

 

 

今年のノーベル経済学賞はシカゴ大学のリチャード・セイラー教授に受賞された。

 

 

youtu.be

2017年ノーベル物理学賞

僕がMidtermで死中求活している時に驚喜するニュースが飛び込んできた。バリッシュ教授が今年のノーベル物理学賞を受賞されたのだ!現在はカリフォルニア工科大学の名誉教授だが、バリッシュ教授は物理学学士と実験的高エネルギー物理学のPh.D(博士号)の両方をUCバークレーで取得された卒業生である。

 

 

バークレーの卒業生がノーベル賞を受賞されたとの一報が入った時にはバークレーに来て本当によかったと思えたし僕まで誇らしい気持ちになれた。まさにバークレーの威厳を感じながらのMidterm Weekであった。

 

 

 


Announcement of the 2017 Nobel Prize in Physics

 

 

UCバークレーの記事はこちら。

 

news.berkeley.edu

 

 

 

カリフォルニア工科大学の記事はこちら。

 

www.caltech.edu

Midterm(中間テスト)が終了した

先週と今週の二週間はMidterm(中間テスト)が続いていたのだが、何回経験してもバークレーでのMidtermは本当に「胃に穴が開くのではないか。」というほどのストレスを感じる。先週末には下の娘に高熱が出たため勉強を一時中断し、深夜1時頃、オークランドまで車を走らせ救急外来を受診させた。その後、娘は順調に回復していったのだが、僕自身の勉強が遅れをとってしまった。「子供を持つ学生の使命」と頭では理解しているのだが、かなり精神的に追い込まれていた。

 

 

特に今週はこのとてつもないプレッシャーにこのまま押しつぶされて深い樹海の闇に消えていきそうな瞑想が頭に過ぎりながらも「中年のおっさんパワーという名の浪速のど根性」で何とか乗り越えた。

 

 

 

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実は既に先週受けた比較文学(Comparative Literature 153)のMidtermの結果が分かっており、60点満点中55点だった(パーセンテージで言うと91.6%なのでA-)。確実に此処バークレーで成長していることが実感出来るようになっている。この調子で今学期も頑張っていきたい。

 

 

 

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Twitter的なつぶやき(2017年秋学期に感じている事)1

今日のお昼頃、インディアナ州サウスベンド近郊にあるノートルダム大学大学院(University of Notre Dame)の入学審査委員会からメールが届き、嬉しい報告があった。その内容とは「大学院出願時に必要な申請手数料の免除を喜んであなたに提供します。」というもので、大阪人の僕としては「えっ!大学院出願は来年やから一年早いねんけど。」と心の中でツッコみたくなってしまった....

 

 

本命の大学院からではなかったが、モチベーションが上がり更なる意欲が湧いてくるメールであった。この調子で困知勉行していきたい。

 

 

 

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大学院への準備(知識の構築)

秋学期がすでに始まって数週間が経過し、いつも通り抱えきれないほどの課題と子育てや家庭の事など精神的にも物理的にも倉卒している。今はゆっくりと自分の好きな本を読んでいる時間など全くないので冬休みになればゆっくりと読書に耽けたいという事もあり、備忘録的だがここに9冊の本を書き残しておきたい。(決してアマゾンの回し者ではない事を此処で強調させていただきたい。)

 

 

以下に載せたこれらの本すべては知的好奇心だけで読みたいのではなく、将来、大学院での学術研究で使いたいと思っており、今のうちから理解しておく必要があると思っている。文学的には勿論の事、歴史的背景を読み取りながら哲学的&政治学的アプローチを駆使し科学的に研究テーマを分析し探求していきたいのである。

 

 

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 マックス ヴェーバー (著), 大塚 久雄 (翻訳)

 

 

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)

 

 

 

 

普通のドイツ人とホロコースト――ヒトラーの自発的死刑執行人たち ダニエル J.ゴールドハーゲン (著), 望田 幸男 (監訳)

 

 

普通のドイツ人とホロコースト―ヒトラーの自発的死刑執行人たち (MINERVA西洋史ライブラリー)

普通のドイツ人とホロコースト―ヒトラーの自発的死刑執行人たち (MINERVA西洋史ライブラリー)

 

 

 

 

ファシズムの解剖学 ロバート・パクストン著/瀬戸岡 紘訳

 

 

ファシズムの解剖学

ファシズムの解剖学

 

 

 

 

サバルタンは語ることができるか
G.C. スピヴァク (著), Gayatri Chakravorty Spivak (原著), 上村 忠男 (翻訳)

 

 

 

サバルタンは語ることができるか (みすずライブラリー)

サバルタンは語ることができるか (みすずライブラリー)

  • 作者: G.C.スピヴァク,Gayatri Chakravorty Spivak,上村忠男
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オリエンタリズム〈上&下〉
エドワード・W. サイード (著), Edward W. Said (原著), 今沢 紀子 (翻訳)

 

 

オリエンタリズム〈上〉 (平凡社ライブラリー)

オリエンタリズム〈上〉 (平凡社ライブラリー)

 

 

 

 

 Fault Lines: Cultural Memory and Japanese Surrealism (Cultural Memory in the Present) by Miryam Sas (Author)

 

 

 

Fault Lines: Cultural Memory Japanese Surrealism (Cultural Memory in the Present)

Fault Lines: Cultural Memory Japanese Surrealism (Cultural Memory in the Present)

 

 

 

 

The Ramachandra Guha Omnibus: The Unquiet Woods, Environmentalism, Savaging the Civilized 1st Edition by Ramachandra Guha (Author)

 

 

 

The Ramachandra Guha Omnibus: The Unquiet Woods / Environmentalism / Savaging the Civilized

The Ramachandra Guha Omnibus: The Unquiet Woods / Environmentalism / Savaging the Civilized

 

 

 

 

Empire of Texts in Motion: Chinese, Korean, and Taiwanese Transculturations of Japanese Literature (Harvard-Yenching Institute Monograph Series) 

By Karen Laura Thornber

 

 

 

Empire of Texts in Motion: Chinese, Korean, and Taiwanese Transculturations of Japanese Literature (Harvard-Yenching Institute Monograph Series)

Empire of Texts in Motion: Chinese, Korean, and Taiwanese Transculturations of Japanese Literature (Harvard-Yenching Institute Monograph Series)

 

 

 

 

 

荒野のおおかみ (新潮文庫)
ヘッセ (著), 高橋 健二 (翻訳)

 

 

 

荒野のおおかみ (新潮文庫)

荒野のおおかみ (新潮文庫)

 

 

URAP(Undergraduate Research Apprentice Program)の合否

結果から言うと2勝1敗であった。一番自信があった政治学が残念な結果となったが、第一希望の比較文学は合格したので一安心である。このURAPには一次審査と二次審査がある。まず一次審査ではURAP Applicationの項目の中に「Statement of Interest」があり400Wordsで述べなければならない。この件に関しては前回の投稿で少し説明したのだが、ここに追加しておきたいこととは、「出願時にGPAが2.8以下である場合は自動的に不合格になる事」である。この一次審査を通過した者は教授から直接メールが送られてきて面接の日時が告げられる。そして、この二次審査の面接に合格すると晴れてプロジェクトに参加出来るのだ。

 

 

先週の木曜日に行われたVolpp教授との面接では短い時間(限られた時間)でどのように自分をアプローチするべきかをしっかりと準備した結果、面接中に「是非、このプロジェクトに参加してほしい」と言われ目の前で参加するフォームをメールしてくれた。以下、明確かつ簡潔に4つのことをVolpp教授に伝えた。

 

  1. なぜこのプロジェクトに参加したいのか
  2. 来年の大学院出願に向けて学術研究に従事したい情熱
  3. 僕自身の生い立ち。特にアメリカに来てから
  4. 僕の研究テーマ

 

 

Volpp教授はハーバード大学大学院で博士号を取得しておりUCバークレー比較文学部の学部長でもある。来年の大学院出願時に推薦状をもらえるようにこのプロジェクトを通じて良い関係を築いていきたい。

 

 

 

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新学期が始まった(学術研究のクラスにApply)

つかの間の休みも終わり先週から新学期が始まった。今学期から一年間はURAP(Undergraduate Research Apprentice Program)というUCバークレーの学部生に学術研究への興味や関心をより深く関与させることを目的としているプロジェクトのクラスを取っていく。 バークレーの学部生達が世界的に有名な最先端の研究プロジェクトについて教授達や大学院生達と緊密に協力する機会を得ることが出来る。更に世界トップレベルの研究に携わる知的コミュニティの一員になれるという事や、特別な関心分野での知識とスキルを深めることが出来るので本当に魅力あるプログラムである。

 

大学院での研究課程の準備も兼ねて学術研究の経験を積み重ねていきたい僕にとってはまさにベストなプログラムである。

 

このURAPは自分が参加したいプロジェクト(クラス)を好き勝手に取れるわけではなく、「Statement of Interest」(簡単に言えば論文{Essay}でなぜこのプロジェクトに興味があるのかを述べる)を提出し、数週間後に合否が発表される。一学期に3つのプロジェクトまでApply出来るシステムになっており、良いクラスが沢山あるので3つに絞り込む作業は結構頭を悩ませた。

 

 

以下、今学期にApplyした3つのプロジェクトを簡潔ではあるが紹介したい。

 

 

第一希望 Comparative Literature: 比較文学(中華民国の貴重書の翻訳)

以下の文章(プロジェクトの説明)はURAPWebsiteからの引用。

 

Sophie Volpp, Professor
Preservation of Rare Books in Republican China/Objects of Western Import in Eighteenth Century China.

I am engaged in two projects. One concerns attempts to preserve China's cultural heritage by saving rare books from capture by the Japanese army during the Sino-Japanese war. Since English-language sources are somewhat limited, reading knowledge of Chinese or Japanese would be a big plus. The undergraduate student would work in a team with myself and a graduate student to engage in translation of documents and compile a bibliography. The other project concerns use of objects imported from the west in eighteenth century China (the project may extend later to objects imported from Japan and Southeast Asia). I will be writing about the representation of objects of western import in the eighteenth-century novel The Story of the Stone (Honglou meng). We will be thinking about the global circulation of goods during the eighteenth century; an interest in economics, world history, or art history would be helpful.


第二希望 Political Science: 政治学(日本とアメリカの市場統治)

 

Steven Vogel, Professor

Market Governance in the United States and Japan

I will be actively working on several projects in Fall 2017.
1) I have recently completed a book entitled Marketcraft: How Governments Make Markets Work, to be published in February 2018. It looks at the specific laws, regulations, practices and norms that govern markets. I will need to make some final updates and fact checks while the book is in press. I will also be working on PowerPoint presentations related to the book.
2) I am working on three journal articles on the following topics: a) the digital economy as a challenge to regulation, b) Japanese corporate governance reform, and c) Japanese labor market reform.
3) I am also beginning work on a new project that will engage core theoretical debates in political economy (such as the relationship between markets and freedom and between markets and inequality), and bring empirical evidence to bear on these debates.

For the Marketcraft project, the student (or students) will help to update case information and quantitative data, check facts, and create PowerPoint slides.
For the digital economy article, the student will help me to improve my current draft by researching technological and regulatory developments, and writing up short memos.
For the Japan articles, the student will help me to prepare for a research trip to Japan in September, to gather basic data and information on corporate governance and labor reforms in Japan, and write up short research memos reporting findings and ideas.
For the new project, the student will research particular topics, write up short research memos, and gather and compile quantitative data.

 

第三希望 English: 英文学(スペイン語を英語に翻訳{奴隷の証言})

 

Bryan Wagner, Professor
Translating Slave Testimonies from Spanish and French.

Apprentices needed for the fall semester. This project involves translating testimonies given by slaves accused of conspiring to revolt. The testimonies are in French and Spanish. We will be working mostly with typescripts and in some cases with original manuscripts. We will also be integrating the new translations into an online digital edition of primary materials related to Louisiana Slave Conspiracies. This project will appeal to students with interests in law, language, history, and African American Studies. Translating, and in some cases, transcribing testimonies.

 

 

 

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